中島翔哉が、リフティングドリブルして報復された理由を動画とともに公開!

サッカー日本代表の中島翔哉選手が、最近行われたパラグアイとの親善試合でリフティングをして報復を受けたことが話題になりましたね。

今回は中島翔哉選手が報復を受けた理由についてです。

サッカーで報復対象になる状況や、ネイマールが受けた報復との比較なども行っています。

中島翔哉がリフティングで報復されたのはなぜ?動画やその理由を紹介!

先日(2019年9月)に行われたサッカー親善試合、日本VSパラグアイで中島翔哉選手のプレーに対して報復(スライディング)を受けたことが話題になりましたね。

そのきっかけは、前半終了間際に中島翔哉選手がリフティングをしながらドリブルをしたことでした。

日本代表が、5日のキリンチャレンジカップでパラグアイ代表に2-0と勝利し、スタメン出場した10番MF中島翔哉選手(ポルト)が前半終了間際に華麗なリフティングドリブルを披露したなか、これに怒りを露わにしたパラグアイ選手が足裏タックルでお見舞いし、直後に感情を露わにした相手3人が囲むというシーンが生まれ、ファンの間でも賛否が分かれています。

試合は前半23分に日本が左サイドを崩し、DF長友佑都(ガラタサライ)のクロスからFW大迫勇也(ブレーメン)が合わせて先制。その後も日本ペースで試合が進み、同30分には中島、DF酒井宏樹(マルセイユ)とつないでMF南野拓実(ザルツブルク)が追加点を奪ったのです。

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2-0と日本がリードして迎えた前半アディショナルタイム、自陣でのこぼれ球に中島が反応。

わずかに浮いたボールを右足で軽く蹴り上げると、そのまま2回、3回と右足でリフティングしながらドリブルを披露したのです。すると、このプレーに腹を立てたパラグアイ代表FWアントニオ・サナブリアが斜め後方から猛然とダッシュし、足裏を見せながら強烈タックル。中島は両足を刈られてピッチに倒れた一方、危険プレーのサナブリアにはイエローカードが提示されました。

中島の華麗なリフティングドリブルは観客の目を引いたが、その一方で相手を煽る形となったのも事実。パラグアイの3選手が倒れた中島を取り囲み、感情を露わにして抗議しました。

激高するパラグアイの選手3人に囲まれる中、主審はサナブリアにイエローカードを提示したが、「相手選手も怒っていたので謝りました」と試合後インタビューで答えています。

10番アタッカーのプレーを受けて、SNS上では「かっこよすぎ」「ボール持つとワクワクする」「サッカー小僧を地で行く」と称賛の声が上がった反面、「中島が煽り行為」「挑発リフティング」「キレられても仕方ない」など疑問視する意見も寄せられている。

中島は幸いにも大事には至らなかったが、負傷しても不思議ではないほどのタックルを受けてファンをひやりとさせた。中島の圧巻スキルを巡って様々な声が飛び交っている。

メディアでは、数々の意見が飛び交っています。

①オランダのサッカー専門雑誌『VTBL』
「ナカジマの自業自得だ」「自己責任」とし、「フラストレーションに満ちたパラグアイを相手に中島はリフティングを披露した。その結果、古典的な南米の“ノコギリ”に見舞われた」と評しています。

②パラグアイと同じ南米のコロンビア・メディア『palzo』
「奇妙なイエローカードだ」と、親善試合とはいえ、サナブリアの危険なタックルに対する主審の判定に異を唱えました。

「パラグアイのMFは目の前でショウヤ・ナカジマが少し“遊ぶ”ことも容認せず、かなりエネルギッシュなタックルでそれを阻止した。周囲のパラグアイの選手たちも中島に詰め寄った。だが、これに対して主審が彼に提示したカードがイエローだけだったことは、とても奇妙だった」

③ポルトガル紙『Record』

「中島はちょっとしたショーを披露したかったが、“殺人タックル”を受けた」「サナブリアのひどい蹴り」と報じました。

『オ・ジョゴ』

「中島がパラグアイを怒らせた」、『レコルド』は「中島はショーをやろうとして、キラータックルを受けた」と伝えました。

④現地紙『A BOLA』

「中島は技術的に傑出していることを証明した」と中島のプレー自体は概ね好意的に評しています。

⑤アルゼンチン版『ESPN』

「サナブリアが中島にキックを見舞った」「才能のある日本人選手は後半にピッチへ戻ってこなかった」と報道してます。

⑥ベルギー『フットバル・プリムール』

「日本のショーがパラグアイのハードタックルによって罰を受けた」「対戦相手の怒りを呼び起こした」と、中島のプレーがパラグアイ側を挑発してしまったと指摘しています。

⑦ハンガリー『オリゴ』

「ひどいタックルを受けた」と中島に同情し、「サナブリアは(レッドではなく)イエローカードだったが、おそらく親善試合だったことで主審が考慮したのだろう」と見解を示しました。

⑧サポーター

サナブリアのタックルに対しては、サポーターから非難の声が多く上がっているようです。

「なんて野蛮なプレーなんだろう。とんでもない!」「試合前にフェアプレー宣言をしていたはずだが…」「疑いようがない、レッドカードに値する」「このプレーで激昂するのがおかしい。テクニックがあるプレーヤーは、ピッチでテクニックの無い選手に配慮したプレーをしなければならない義務があるのか? ばかばかしい」

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動画も下に貼り付けました。

試合を見ていて『なぜ中島翔哉選手が報復されたのか?』と疑問に思った方も多いと思います。

その理由としては、解説の方も語っていましたが『相手を挑発(煽る)したプレーに受け取られた』からです。

日本ではそこまで馴染みがないと思いますが、南米や欧米ではサッカーの試合中にリフティングやヒールリフト、股抜き(場合による)などの技をした時には、報復の対象になってしまうことがあります。

日本人に当てはめると、空手や柔道や相撲などの競技で中指を立てる行為のように、挑発ポーズをされている感覚に近いかもしれません。

『ブラジル人に対しては股抜きをしてはいけない』なんて言葉もあったりします。

これは時と場合によるので、股抜き=報復とはならないですが、南米ではこのようにサッカーに対して高いプライドを持ってプレーしている選手が多いです。

試合終了後には中島翔哉選手も、あのプレーについては謝罪しています。

「特に何も考えていなくて、ああいうプレーで気分を害した人がいるなら、それを目的にはしていないので謝りたい」

中島翔哉選手と言えば、『サッカーを楽しむ』ことを大前提にプレーしていることで有名な選手ですが、今回はその考えが悪い方向に出てしまったようです。

サッカーを楽しむようにプレーし始めたのは奥さんが関わっています。その理由は下記のブログにまとめておきました。

 

ファンの中には『海外でプレーしているのに、理解していないのは不味い』『この前のコパアメリカ(南米選手権)だったら、もっとやばかった』など、不安視している声もありました。

過去には報復を受けて、故障してしまったスター選手も数多くいます。中島翔哉選手は、挑発しなくても、サッカーを楽しむプレースタイルで、自然にそのようなプレーが出てしまうので怪我をされることだけは気をつけてもらいたいですね。

サッカーで報復されるのはどんな状況?ネイマールの事例も紹介!

次はサッカーで報復される時の状況や、これまでに起こったサッカーの有名な報復行為について紹介させて頂きます。

ネイマールが受けた報復の事例

当時の状況の詳細としては、試合終了間際に2点差でリードしている時に、ネイマールがヒールリフトを繰り出して報復されています。

こういったように、リードしている試合(2点差くらい?)で魅せプレーをした時に報復されることが多いです。

実際に今回、中島翔哉選手が報復を受けた時点では日本が2点のリードをしていました。

ちなみにネイマールはこれまでに、何度もこういったプレーで試合中に報復を受けています。

こういったネイマールのプレーに対して、欧米のサッカー関係者からは、彼を非難する声も多く出ています。ただネイマール自身は『これが僕のプレースタイルで今後も変わらない』と宣言しています。

まあ、サッカーのルール違反をしているわけではないですからね。

どんなに報復されようが彼は今後も変わらず、良くも悪くも華麗なプレーを見せ続けてくれるでしょう。

まとめ

サッカー日本代表の中島翔哉選手が、パラグアイとの親善試合の際中にリフティングをした時、相手から報復を受けたことが話題になっていました。

南米やヨーロッパでは、リードしているチームの選手がリフティングやヒールリフトなどの魅せプレイした場合には、挑発として受け取る場合が多く、報復行為の対象になることがあります。

過去にはネイマールのプレーがそのような報復行為の対象となっていましたが、彼は今後もプレースタイルを曲げる宣言はしていないのです。

ちなみに、中島翔哉選手は所属クラブのポルトで監督に激怒されたことも話題になっています。

何が、正解なのかは分かりませんが、自分の軸や型は崩してはプレーに影響してくるので、自分を信じてプレーを続けて欲しいですね。

日本のサッカー好きは、今後の彼のプレースタイルに注目していき、応援していきましょう。

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サッカー解剖者・本田

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【サイト運営内容】 選手紹介(趣味) 【経験】 公立高校から一年浪人後、大学体育会サッカー部にて、全国2度経験。 サッカーが好きな方に、楽しんで頂く為にツイートしています。 是非、時間があればどうぞ!

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