サッカーワールドカップのシードは、FIFAランキングで決めてよいのか?

サッカーワールドカップロシア大会も各グループが、2戦目まで終了しました。2戦目まで終了し、グループリーグの突破を決めたのは、開催国ロシア、ウルグアイ、フランス、クロアチア、イングランド、ベルギーの6か国だけである。

いかに、サッカーワールドカップロシア大会が、厳しい戦いになっているのがわかりますよね?

fifaランキングについてお話ししていきます。

 FIFAランキングを丸裸に

今日から、グループリーグ最終戦が始まりますが、首位通過をかけた戦い、突破をかけた戦いで、また、盛り上がりそうですね。

それにしても、FIFAランキングって、あてになるんですかね?日本がいるグループHでは、FIFAランキング8位の第一シードのポーランドが敗退し、同じくFIFAランキング5位のアルゼンチンが敗退の危機に迫っているとか。

他のグループを見ても、FIFAランキングの1位ドイツ、2位ブラジル、4位ポルトガル、6位スイスが、まだ突破を決めていない。いかに、サッカーワールドカップが難しい大会とはいえ、FIFAランキングで、シード国決めていいんですかね?

そして、FIFAランキングは、どうやってランキング付けしているのだろうか?サッカーワールドカップに波乱はつきものだが、FIFAランキングのつけ方がおかしいのかなとさえ思ってしまう。

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そこで今日は、FIFAランキングについて書いていこうと思います。FIFAランキングっていつできたのでしょうか?

FIFAランキングの歴史について?

そもそも、FIFAランキングは、いつできたかというと、1993年から開始をされた制度です。

約1か月に1度更新をされているようですが、またFIFAランキングの算出がちょっと不公平な部分があるので、、どうかと思いますが・・・。

FIFAランキング導入以来、2度改定されているようですね。様々な問題が出てきて、より公平になるようにFIFAも考えたことでしょうね。

その話はあとでしますね。

初期の段階では、勝利すると3ポイント、引き分けは1ポイント、その合計でFIFAランキングを決めていました。

しかし、この方法だと大陸間のサッカーワールドカップ予選など、サッカーの強豪国がひしめき合う大陸では、不利が生じるといった問題から、1999年に最初の改訂が行われました。

改定されたと言っても、ほぼ同じようなFIFAランキングの算出の仕方であったが、いくつか改定されているところがあるので紹介します。

過去96ヶ月間の国際Aマッチが対象となり、12ヶ月ずつ8つに区切り、12ヶ月おきに、ポイントを1.0倍、7/8倍、6/8倍といった風に算出していたようです。

96ヶ月間を12で割った期間の中で、ポイントが高かった7試合の数字でFIFAランキングを出していたみたいですね。

参考までになんですが、当時の試合の係数を載せてみます。こんな形で、FIFAランキングが出されていました。

試合の重要度の係数が以下のようになっていた。

1.00:親善試合

1.50:大陸選手権予選、FIFAサッカーワールドカップ地区予選、FIFAコンフェデレーションズカップ

1.75:大陸選手権本大会

2.00:FIFAサッカーワールドカップ本大会

地域間係数が以下のようになっていた。

UEFA: 1.0 CONMEBOL: 1.0 CONCACAF: 0.86 AFC: 0.90 CAF: 0.86 OFC: 0.84

ただ勝利しただけでポイントが増えるのではなく、アウェーでの勝利などもポイントに加味されていたそうだ。この算出方法だと、1年ごとに7試合を抽出するので、試合数、勝利数だけではFIFAランキングの上位には行けなかった。

 

あとは、サッカー強豪国相手の負けとサッカー弱小国相手の勝利でも、強豪国相手の敗戦の方が高く評価されることもあり、2006年にFIFAランキングの算出方法を再改定することとなった。

これじゃ、正当なランキングになりませんからね。改定されて当然だと思いますね。

では、再改定された現行のFIFAランキングの算出方法について見ていきましょう!少し、FIFAランキングの算出方法が複雑になりました。

現行のFIFAランキングの算出方法とは?また、FIFAランキングで、サッカーワールドカップのシードを決めていいのか?

現行の算出方式は、サッカーワールドカップ予選や大陸別の大会、サッカーワールドカップ本大会でのシード国を決めるのに活用されています。

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算出方法は、FIFAのHPに載ってましたね。ちょっと解説させてもらいます。

FIFAランキングの算出の計算式ですが、過去4年間の国際Aマッチが対象となり、このような計算式で出されます。

結果×重要度×対戦国の強さ×大陸連盟間の強さ=各試合のポイント

この各試合のポイントを1年ごとに平均し、直前の1年から100%、50%、30%、20%のポイントを合計した数値でランキングが決まります。

対戦国の強さ、大陸間の強さを加味しているあたりは良いのかなと思いますね。いくら、アジアで勝っても、簡単に上がらない仕組みはいいのかなと思いますね。サッカーのレベルが違いすぎますもんね。

結果であられるポイントは、以下のようになります。

勝ち 3ポイント

引き分け 1ポイント

負け 0ポイント

となります。ただしPK戦の場合は

勝ち 2ポイント

負け 1ポイント

このポイントはワールドカップも親善試合も関係ありません。

シンプルでわかりやすくなりましたね。ただ、シンプルの裏には、やはり対戦相手によって、ポイントの重要度が変わるのは、変わってませんね。しょうがないですよね?こればっかりは!

特に、サッカーワールドカップ本大会とサッカーワールドカップ予選じゃ、比較になりませんしね。では、計算式の重要度のポイントに対する係数、対戦国の強さ、大陸間の強さをまとめてみました。引用ですが、ご了承ください。

重要度

小地域選手権(親善試合、東アジア選手権など) 1.0

大陸選手権予選(ワールドカップ、アジアカップ予選など) 2.5

大陸選手権本大会、コンフェデレーションズカップ  3.0

ワールドカップ本大会 4.0

対戦国の強さ

これは直近のFIFAランキングで決まります。

1位 200

2位~149位 200̠ー順位(50位なら200ー50で150)

それ以下 50

大陸連盟間の強さ

南米サッカー連盟 1.0

欧州サッカー連盟 0.99

その他のサッカー連盟 0.85

対戦する2か国の平均を使用します。

以前よりか、公平な感じにはなったなという印象を受けます。大陸間の強さといった点は少し気になりますが・・・。

南米や欧州の加盟国の中でも弱い国とやって、勝てればポイントが上がっていくようなシステムにしか思えないんですよね?

特に、サッカーワールドカップ予選の南米、欧州はポイントが上がっていく仕組みになっていると思われます。

一方、日本を含むアジア勢やアフリカ勢にとっては、FIFAランキングの上位に行きにくい構造になっているのではないかなと思います。

サッカーワールドカップロシア大会でも、そうですが開催国のロシアが、FIFAランキング70位は、おかしいと思いませんか?

開催国なので、サッカーワールドカップ予選を戦っていないため、ポイントを積み重ねることが出来ませんので。

まあ、開催国でなかったら、サッカーワールドカップに出場できていなかったかもしれませんが・・・。

FIFAランキングで、サッカーワールドカップのシードを決めることは、悪いことではないと思いますが、ランキングだけで決めるのはどうかなと思いますね。

これといったアイディアは思い浮かばないのですが、もう少し南米、欧州の連盟に所属する国とそれ以外の国の係数の差を縮めてみるとかした方が良いのではないでしょうか?

それか、日本の高校サッカーではないですが、前回大会のベスト8まで残った大陸の上位にシードを与えるとかどうでしょうかね。

たとえ、FIFAランキングが低くても、今回のサッカーワールドカップロシア大会でベスト8まで終了した段階でですよ!

例えば、南米勢が3か国、欧州勢が3か国、アフリカ勢が1か国、アジアが1か国となった場合には、南米予選上位3か国がシード、欧州予選全体で見て上位3か国、アフリカ、アジアも全体で1位の国がシードとかはどうでしょうかね?

あまり良くないかもしれませんが、ちょっとFIFAランキングで、サッカーワルドカップ本大会のシードを決めるのは、どうなのかなと思いますね!

まとめ

今回は、FIFAランキングの歴史と現行の方式について書かせていただきました。

結構、シンプルになった印象は、強いのですが、南米勢、欧州勢が上にきやすいランキングの算出方法だなと思いました。

正直、試合の結果を見ると、どうしても南米勢、欧州勢が他の大陸に勝ってしまうので仕方のないところではあると思います。

しかし、FIFAランキングが、上位だからシードというのもどうなのかなと思います。現に、先ほども書きましたが、第一シードのポーランドがグループリーグ敗退。

あと、アルゼンチンは、首の皮一枚繋がっていますが、ほぼ敗退するでしょうし、ポルトガル、スペイン、ブラジル、スイス、ドイツも下手をすると敗退になってしまう可能性があるので、FIFAランキングだけでは、シード国を選ぶのはどうかなと思いますね。

そんなこと言ってたら、どうやって決めるんだ!と言われそうですけどね。もう少しより公平性のある算出法を編み出してほしいですね!

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サッカー解剖者・本田

サッカー解剖者・本田

現役時代に全国大会を経験。 Jリーガーとプロの海外選手に指導を受け、「なぜ、日本の選手が上手くならないのか?」に気づき、そのサッカーでの『気づき』を子供たちに教えている。 また、小・中合わせて200人前後のサッカークラブの指導者として、サッカー上達への道しるべとなった経験がある。

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サッカー解剖者・本田

現役時代に全国大会を経験。 Jリーガーとプロの海外選手に指導を受け、「なぜ、日本の選手が上手くならないのか?」に気づき、そのサッカーでの『気づき』を子供たちに教えている。 また、小・中合わせて200人前後のサッカークラブの指導者として、サッカー上達への道しるべとなった経験がある。